漢方薬の五苓散を、製造いたしました。五苓散の効能は、尿量減少、口渇、めまい、頭痛、浮腫、腎炎、ネフローゼの浮腫となります。
古典の漢方書「金匱要略」(きんきようりゃく)には喉が渇いて水を飲むと、たちまち吐いてしまい再び渇くときに使うと書いてあり、ここを応用して、子供の吐き下し風邪のお薬としても使われます。ただ、生薬をそのまま粉にして作る五苓散はとても飲みにくいので'おもゆ'で服用すると飲みやすくなります。静岡店では、もっぱら頭痛に持ちることが多く、まずい味ですが、証に合えばよく効いてくれます。二日酔いにももってこいですから、歓迎会でお酒が心配の方は、一度試しください。
静岡店 薬剤師 谷津吉美
真面目なのは良いこと・・・現代生活を送っていたら、誰でもそう思いますよね。例えば仕事なら、朝から晩までパソコンに釘付けになって、神経をすり減らすことが会社にとっては真面目な人ということになるでしょう。でも自然を見渡すと、パソコンに釘付けという行為はありえない状況で、自然に逆らっていることになります。自然に逆らえばおのずと、肩がこり、目が疲れ、腰を痛め、・・・といったような身体の不調が現れます。漢方では、病気は、自然の法則に逆らったときに起こると考えます。例えば、人工的に精製された砂糖を摂り過ぎれば、水毒が溜まり、花粉症や冷え性、頭痛などの原因になったり、悲鳴をあげる動物食(豚や牛、鳥など)を摂り過ぎれば、瘀血(汚い血)が溜まって、皮膚病、成人病、癌などの原因になります。
人間にとっての真面目と、自然の中での真面目って違うんですね。この上手いバランスをとることが生きていくうえでのこつなのでしょう。病気になったときが一つのポイントかもしれません。食事内容が自然に逆らっていなかったか、無駄な頭(神経)を使い過ぎていなかったか、身体を程好く動かしていたか、などなど、自然との調和を計りながら、人間社会の荒波を乗り越えていきましょう。
写真は、最近芽吹いたシャクヤクの新芽です。まさに畑は"血しぶき"状態。さすがに血を巡らせる薬草だけのことはあります。
薬剤師兼百姓 白井憲太郎

