IMG_1471.jpg この本には、ロシアの大統領プーチンが、いかに柔道好きであるかということが詳しく書かれています。例えば、日本の記者が柔道の取材に伺った際も、その後に中国の胡錦濤(こきんとう)総書記との首脳会談が控えているにもかかわらず、時間を押してまで柔道の話を熱心に語られたそうです。柔道の魅力ってすごいですね。

 それとこの本には柔道の意外なルーツが隠されておりました。どうやら柔道は、江戸時代に、漢方医が健康増進も兼ねて広めていたようです。漢方と柔道・・・いっけんなんの関係もないようにも思える両者ですが、身体のしくみを理解するうえでは似ていることも多いのでしょう。そしてこのどちらもが、今の日本人に、とても必要な気がしています。                薬剤師 白井憲太郎                    

初夏の思いで

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この写真は、初夏の7月1日、東邦大学名誉教授の二階堂先生にご住まいがある長野県の安曇野で、漢方の薬草「黄連」の自生場所を案内された時のものです。このときは、漢方が好きな私にとって震えが来るほどの感動でした。もちろん私たちが今使っている「黄連」も越前産の山に自生するものを使っています。質が良い生薬を使うことができることに大変喜びを感じております。

CIMG5937.JPG田舎育ちの私は、毎年この時期になると多くの昆虫との共同生活を思い出す。蛙に、カナブン、蛾、クワガタ、カブトムシ・・・。中でも強烈なのは、湿気の多い風呂場の隅に隠れている長さ20センチ、幅親指サイズのムカデである。私が頭を洗っていると、足首にしがみつくいやな感じがして、手で振り払うと激痛が走る。刺された足は1、5倍に膨れ上がる。漢方薬では、このムカデを百足といって、黒焼きにしたものを粉末にして、リュウマチや、神経痛に使用する。強毒に体が刺激され痛みによく効くようであるが、さすがに試す気にもならない。腫れは一週間でひいてはくるが、治りたての痒みがまたたまらない。都会で生活するようになり、その感覚を忘れていたようだ。植物の匂い、朝の清々しさ、夕方の虫たちの音色。そこにいるだけで命が躍動する。ムカデの動きを見ているだけで、腹の底から、生命力がわき出てくるような気がする。柔道で、相手と激しくぶつかり合っている感覚に似ている。
 話は変わるが、運動も筋肉痛になるぐらいやらないと筋肉が太らないそうだ。また、ある程度の刺激がないと、人間の免疫力はあがらない。悔しさ、驚き、痛みは人を強くする。ガンや白血病を治した、千葉大の漢方の名医小倉重成り先生は、1日縄跳び5000回を推奨されていた。私も感化され試してみたものの300回を続けて3日でギブアップとなった。専ら運動は、縄跳びから柔道に変わり、打ち込まれながら、肌肉を鍛えている。痛みで眠れない日はほとんどなくなった。
 虫たちとの共同生活は今の私にとって大切なよき思い出である。生活がスマートになるほど雑草や虫たちと縁遠くなる。しかしそこにはとても大切ないきる知恵が隠されている気がしている。今年の夏は田舎へいって虫たちとの共同生活を試みてはいかがでしょうか。

 

薬剤師 鈴木寛彦

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 いったい何の話かと言いますと、今、巷では日本人のルーツが話題だそうで、シベリアから南下した肉食の縄文系の先祖と、中国から2500年前(漢方薬が医学としてできあがった頃)に渡来した弥生系の先祖に分かれるそうです。ご存じの方も多いと思いますが、縄文系は彫りが深く髭面で、弥生系は、のっぺり顔で色白だそうです。

 また、「果物顔」「肉顔」とは、漢方の診断法の一つ「望診(ぼうしん)」の表現方法で、千葉大学の漢方の大家、小倉重成先生がご提案されました。肉顔は、色茶けて肉焼け、ひどくなると顔一面のシミ状態になります。主食によって顔かたちが変化してくるのはおもしろいことですね。また果物顔と言いますと、小さい頃に果物、清涼飲料水、ヨーグルト、アイスクリーム、大人になってビール、水割りなどの陰性食品を多く取りすぎる方で、顔色が青黄白色になります。当に幼児期の私であり、緊張して腹痛となり、手足の汗かきやすい、小建中湯(しょうけんちゅうとう)という漢方薬がよく効く子供でした。当時は、漢方薬と巡り合わず、梅丹をよくなめさせられていました。そして今は、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)を飲んで緊張をほぐしています。老年は冷えと頻尿が多い四逆湯(しぎゃくとう)がよく効く体に成ることでしょう。少しでも予防しなければと、日々柔道で鍛錬しています。またかと、言われそうですが な・わ・と・び・毎日1000回もいいですよね。生理周期が正常になる方も多いいのです。弥生系の果物顔の皆様は、南国の果物や、お酢、砂糖類を避けてください。また、縄文系の肉顔の皆様は、お肉、脂ものを少なくして、和食中心の食事に変えてみることが大切です。

 薬剤師 鈴木寛彦

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この写真なんだかわかりますか。

漢方生薬、トウキがもうすぐ花を咲かせるところです。今年2年目となる、駿府城お堀の薬草園では、トウキが勢いよく生長しています。漢方薬はこの根を使うので、花を咲かせると根が細くなり収穫が悪くなるのです。ここでは、皆さんの観賞用に育てていますので、可愛らしいトウキの花が咲くのが楽しみです。開花しましたら、トピックス情報でお知らせいたします。

 一億総ストレス時代から、一億総鬱時代と悩みの多い時代となりつつあります。グローバル化社会、個々の発想を尊重する時代では高度成長期のような価値観の一致が難しいのです。特に真面目な日本人はこのことに悩み、昔の考えがすべて正しいと思い込み、自分を苦しめている方が多いと思います。また、残念なことに年をとると誰もがそうですが、頭が固くなり、柔軟性がなくなります。自分の価値観だけは人に押しつけたくはありませんね。私の尊敬する漢方の大家、田畑隆一郎先生は、80歳になられても、私と40の年齢差を感じさせない柔軟さがあります。いつも目線を若いものに合わせているので心も体も生き生きしています。心が大きな方に接すると大変気持ちがよいものです。
 最近の新聞で若い人たちが子供を作りたくない方が増えているそうです。これは社会的問題だと思いますが、本能的に身の危険を感じているのでしょうか。

 また、私たちの相談に多い不妊症の方にも'こだわり'に対する問題で悩まれている方が多いのです。見えないプレシャーを自分のいたらなさに置き換えてしまい、自分を責め続けてしまうのです。まるで正解が無い答えを求めて苦しんでいるようです。こだわりを捨てた時、よい結果がでる方が多いのです。もう子供は入らないと考え、海外旅行に出かけた時に子供ができた方が何人かいました。不思議な話ですが、こだわりから解放されると、人間の脳一部分の下垂体から元気なホルモンが分泌されるのです。人の目を気にせず、格好つけず、自分の進んでいる道に自信を持ってください。その時にきっと道は開けると思います。

薬剤師 鈴木寛彦

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雨も上がり気持ちがよい朝です。

この写真は、駿府城のお城の薬草園の「芍薬」です。昨年むつごろう薬草園から、引っ越してきました。すべて根がつき喜んでいたのですが、なんと1年目の今年からつぼみを付けました。余程環境があっているのでしょう。実はこの場所は、徳川家康公の薬草園址なのです。

 最近は東京の仕事の関係で新幹線の中で朝の時間を過ごすことが多くなりました。静岡から、約1時間で品川に着くのですが気温の違いに驚かされます。冬に薄着で静岡をでますと大変な目に遭うこともありました。
 ところで、「身土不治」と言う言葉をご存じでしょうか。むつごろう薬局のお客様でしたら、陰陽食事表の裏にも書いてあるのですが、その土地で育ったものを食べると健康になる、と言う意味です。例えば、南国の果物は火照った体を冷まし、寒い国の食べ物は体を温めるものが多いのです。塩は温めるため東北地方の方が味が濃くなるのはよくわかります。そういえば、静岡より東京の方が駅のそばの味が濃い気がします。気温の差が、食事傾向を変えるのは大変興味深いことです。漢方薬も同じです。寒地方でとれる薬草はよくからだを温め、静岡でとれる有名な薬草「柴胡(さいこ)」は、程良く微熱を緩和します。また、ストレスを緩和する働きもあります。静岡では「柴胡」が入った漢方薬が、そして東京では体を温める漢方薬の出番が多くなるのです。体を温める食事の代表はしょうががあります。漢方では、しょうがの使い方を2つに分けています。生のしょうがは、生姜(しょうきょう)といい、胃の中にある余分な水分を小便に出します。体をよく温めるのは、乾いた方で乾姜(かんきょう)と言います。人が生命の危機を感じた時、最後に使うのは沢山の乾姜を使った漢方薬です。胸中をよく温め、弱った心臓を助けるのです。しょうがより強く温めるものは、山椒があります。食事としての出番はうなぎの時ぐらいですが、漢方の研修時、中国で出される夕食のスープはいつも山椒とショウガがは入いていました。匂いに癖がありますがぐっすりと眠ることができ、翌朝はとても元気になりました。環境に合うと植物もよく育つように、環境にあった食事を摂る事は大切なことだと思います。

薬剤師 鈴木寛彦

今月のおめでた

むつごろう畑の
近況報告

  • 現在のシャクヤクの大きさです。これで5年目です。今年はそろそろ収穫どきかな?

    現在のシャクヤクの大きさです。これで5年目です。今年はそろそろ収穫どきかな?

店舗情報

静岡店(静岡)
沼津店(静岡)

トピックス情報

  • お城の薬草園にトウキの花が咲きました。香り感じないのですが、早くも虫たちがたくさん集まっていました。

    お城の薬草園にトウキの花が咲きました。香り感じないのですが、早くも虫たちがたくさん集まっていました。