不眠症と漢方薬(56歳女性:身長158cm体重60kg)

4~5年前より寝つきが悪くなり、ひどいときは寝床についてから2~3時間寝付けないこともある。1年前から病院で睡眠薬(マイスリー)をもらい、時々飲むようになったが、癖になることに抵抗がり、漢方薬で治らないかとご相談にみえられた。

顔色は赤ら顔。ところどころにしみがある。更年期症状は今は無いが、以前にはのぼせて汗が出た。大便は2~3日に1回。肩こり、腰痛、あり。性格はイライラしやすいほうである。

漢方薬の桃核承気湯を処方。飲み始めると、大便が毎日出るようになり、イライラ感が減ってきた。飲み始めて1ヶ月が経った頃には、寝つきで苦しむことは無くなり、よく眠れるようになったという。その後も継続して服用され、睡眠薬を飲むことはなくなり、シミも薄くなってきたと喜ばれている。