寝汗と漢方薬(49歳女性:身長160cm体重55kg)

昨年より寝汗がひどく出るようになった。ひどいときは一晩で5~6枚下着を着替えることもある。特に首の周りや背中などに出やすい。

体質は、汗が出やすいわりに冷え性でもある。ラーメンなどの熱いものを食べると顔から汗が吹き出る。夏場は特に疲れやすい。生理は順調であったが、最近少しずつ周期が短くなったり長くなったりと乱れ始めた。

漢方薬の桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)を処方。飲みはじめて10日が経った頃から寝汗が減り始め、1ヵ月後には異常な量の寝汗は減り、下着も1回替えるか替えないかくらいになった。その後も継続して服用していると、普段の汗っかきも少しやわらぎ、体も疲れにくくなったと喜ばれている。