ひどいアトピー性皮膚炎。来店のとき顔にタオルを当てて来られた。目の周りからは黄色い液がしたたる。それと赤みもひどくむくんで腫れている。昨年より急に悪化したと言う。病院でステロイド剤やプロトピック軟膏をもらって塗っていたという。また、体質改善ということで、粉の漢方薬も飲んでいたとのこと。
体質は、胃腸がやや弱く、便秘下痢を繰り返す。甘い物を好み、冷たい炭酸ジュースが好き。のどの渇きあり。漢方薬の麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)と桂枝湯(けいしとう)を処方。それから、甘い物の摂り過ぎに注意するようお伝えした。飲み始めると、さらに一層黄色い液が出始めたという。それは漢方のメンゲン反応(良くなるための反応)とお伝えし、毒(黄色い液)ができったら治るとお伝えした。それから1ヵ月後ご来店。真っ赤に腫れ上がっていた顔が涼しく落ち着いている。聞くと、あれからかなりの量の黄色い液が出て、顔のむくみと赤みが取れたという。そのまま継続すること約半年、顔は元通りにきれいになった。