以前より脇の下や股に汗をかきやすかったが、3年位前より脇の下や股に湿疹のようなものが出来始めた。病院で塗り薬をもらってつけると、一時的に痒みは治まるが、湿疹はおさまらない。特に梅雨時から夏場にかけて悪化する。
顔色は色白で、肌も白く、水っぽいたるんだ感じがある。また甘いものをよく好み、果物もよく食べる。大便は2日1回、小水は日に3~4回くらい。血圧は低めで、朝は起きづらい。
漢方薬の防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)を処方。飲みはじめてすぐにお小水の量が増えた。1ヶ月が経過した頃より湿疹は減り始め、4ヶ月経った頃には湿疹は無くなった。また漢方薬を飲んでから体重が3kg 落ち、脇の下や股の汗もかなり軽減した。
この方の体質は”水毒体質”で、身体に余分な水が溜まっていたと考えられる。漢方薬を飲むことで余分な水がとれ、湿疹が減り、汗も過剰に出なくなったと考えられる。甘い物や果物は、水毒体質の原因になるので、摂り過ぎには注意が必要である。