今年の冬は暖冬の影響でしょうか、この時期には珍しく蕾が大きくなっています。蕾といっても花が咲くのではなく、この真っ赤な蕾がやがて緑の葉っぱに変わっていくのです。
まるで、アエルの手のような様相です。
この赤色の薬草(ぼたん)の根っこは、やがて婦人科で力を発揮する生薬、牡丹皮(ぼたんの根っこの芯を除いたもの)になります。漢方薬では、瘀血(おけつ)といって古血が滞るときに、その血を循環させていく働きを持ちます。また、炎症性のものにも使いますから、生理痛、内膜症の激痛にも力を発揮します。
まるでこの赤いいるが血液にも見えてきます。
寒さももう一か月です。風邪に負けないようによく睡眠をとってください。