インターネットのラジオ「voicy」でお話させて頂きました。耳トレで有名な作曲家である京都精華大学教授の小松正史さんのコーナーの中で。
「#044 ゲスト回 薬剤師鈴木さんと漢方音楽を語る – 作曲家&京都精華大学教授 小松正史」です。
いつでもお聞きいただけます。ご興味のある方は、下をクリックし、お聞きください。内容が良ければ「いいね!」を押してください。
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東邦大学薬学部で講義をいたしました。コロナ禍において、なかなか学校に来れない学生さんに、少しでも勉強になっていただければとの思いでしたが、上手く引き付けられなく申し訳ないと感じています。
学生さんからのレポートを頂きました。
1,今回の鈴木先生のお話をお聞きして、生薬についてより理解を深めることができました。もともと私は鼻炎で小青竜湯を病院から処方されています。症状がひどい時にいつも飲んでいますが、味は苦く、どうしても飲む時に気が進みません。しかし、飲むとどの薬よりもよく効いていつもすごく助かってます。メカニズムもよくわからず飲んでいましたが、今回のお話で漢方の歴史などについても知ることができ、少し漢方の魅力を知ることができました。そして、漢方は女性にとても寄り添っているものだな、と感じます。私も生理痛がひどい時がありました。正直、生理痛がどのように起こっているのか理解していませんでした。しかし、血流を良くすることにより治る、ということを今回聞き、これからは
痛み止めではなくそのような効果がある漢方を飲んでみる選択肢も考えてみようかな、と思いました。自分の中で漢方は莫大な量を覚えなくてはいけない、と思っていましたが、今回色々なことについて知ることができたので身近なことに置き換えることで楽しく勉強できるんだなと感じました。私も鈴木先生のような地域の人に慕われる心温まる薬剤師になれるようあと4年、国家試験まで勉強を頑張りたいと思い
ます。
2,今回の講義を聞いて、漢方が⾧い歴史のなかで発見され、多くの人々を助けてきた薬学のひとつなのだということがわかった。また、先生が実際に現場でどのように四診を行い、患者の症状を判断するのかについて、実際に自分の体で確認してみることでより分かりやすく理解を深めることが出来た。今回、証を合わせるという言葉を初めて知ったが、医学や薬学において大切なことを漢方では昔から言い伝えてきていたんだなと思った。毒を体から出し自己治癒能力を引き出す漢方は、証を合わせて処方すれば、通常の薬では強すぎて⾧期投与が難しいものの代わりになったり、その人個人にそれぞれ最適な治療を施すことができる利用しやすい薬であることを知ることが出来、漢方にさらに興味がわいた。
3,漢方の作用機序が、毒を排出して健康にするということ、漢方にも人によって合う合わないがあって、人によっては効くものも人によっては聞かなかったりがあること、を初めて知ったのでとても勉強になりました。実際に漢方薬局でお仕事をしている方のお話を聞く機会はなかなか無いと思うのでとても貴重な時間になりました。今まで東洋医学よりも西洋医学の方に興味が強かったのですが、東洋医学の漢方薬局では患者さんに合わせて薬剤師が判断して薬を処方、調剤できることや、漢方は主に体質から改善するため、身体のいろいろな不調が整うことに惹かれました。自分はどう言ったタイプなのかを知るのもおもしろそうだと感じたので、漢方を飲む際には自分の体質を知ってきちんと飲んで効果を見てみたいと興味が湧きました。
3,鈴木先生の講義は、具体的な症例を踏まえ、何をもとに漢方を処方したかなどをわかりやすく問いかけながら話をしていたのでわかりやすかった。日本と中国の歴史から医学と漢方の発達を追って行ったのは興味深かった。漢方に、漢の処方という意味があることを知って驚いたのと、3つも異なる流派が、それぞれの地形に基づいて、特有のものになっていることにも驚いた。昔から、人の助けたいという気持ちによってできた療法が気血水を通し、現代の療法としても確立したものになっていることがすごいと感じた。
4,私は、今回鈴木先生の漢方薬についての講義を受けて、漢方薬に対しての理解を深められました。講義の中で1番印象に残っている話は、温清飲という漢方薬を1年間飲み続けたことで悪性リンパ腫が消え、血液のがんを治したという話です。私は今まで、漢方薬は⾧く飲み続けなくてはいけないし、あまり効果がないという勝手なイメージを持っていましたが、この話を聞いて、漢方薬の効果の大きさに驚きました。このことから、証を合わせれば様々な病気を治すことができるということを学びました。私も将来薬剤師として、一人一人の患者さんに合わせた薬をきちんと処方できるように頑張りたいと思います。
5,私は漢方について正直なところあまり良い印象を持っていませんでした。というのも生薬や漢方薬がどうして体に良い作用をもたらすのかあまり理解していなかったからです。(気・血・水など)実際のところ今もハッキリと理解できけではありません。しかし、鈴木先生の実際の体験に基づいた話や講義を聞いて生薬や漢方の可能性や凄さといったことは理解することができました。とても有意義な講義だったと思います。ありがとうございました。
6,今回鈴木先生の講義を聞いて、漢方についてもっと知りたいと思いました。私は今まで漢方は西洋医学に比べると劣るものであると思っていました。科学的にしっかりと証明されたものの方が安心感があるため、漢方医学についてはあまり興味がありませんでした。しかし、先生の話を聞いて、西洋医学だけでは見えない部分を漢方医学では見ることが出来るのだと気づきました。病気を見るのではなく、人を見ることで治せるものがあると知り、漢方医学もしっかりと学びたいと感じました。これから薬学を学ぶにあたって、西洋医学で薬理をしっかり学ぶことに加え、漢方医学でできることも学び、多くの人の助けになれる薬剤師になりたいと思います。
7,今回鈴木先生の講義を聞いて思ったことは、漢方療法は薬剤治療の中でも1番患者さんに寄り添った形で行われるんだなということです。病は気からとも言われるように、漢方は患者さんの気をよく改善するのに用いられるということ今一度わかりました。患者さんの様子を見て、すぐこの患者さんにはこの処方が合うと判断できるのはすごいことだなと思いました。漢方は何で出来ているという問いに対して草根木皮であり、漢方での治療は証を合わせることが大事であると学びました。母親が椎間板ヘルニアで、椎間板ヘルニアには桂枝加芍薬湯が効いたと聞いたので、おすすめしたいと思います。貴重な講義ありがとうございました。
8、講義中、質問(問診?)によって、胃腸が弱いことなどを当てられていてすごいなと思いました。実際の患者さんの話を聴き、証を合わせることができるようになるにはとても多くの知識や経験が必要なように感じたので感心しました。
また、がんの患者さんを漢方で治療できたという話は驚きました。同じくがんの患者さんで救えなかった方がいらっしゃったということはとてもつらい事実ですが、漢方の可能性を感じることができました。惜しくも救えなかった患者さんも感謝していたとのことで、病気を完治することの他にも大切なことがあるということを知れて良かったです。
9,今回の鈴木先生の講演を聞いて得たもの、それは生薬学、漢方学に対する勉強の仕方である。私は生薬学、漢方学の独特の考え方が凄く苦手だった。それで、先生にどうやって、勉強すればいいか、どうやって生薬学、漢方学の考え方を捉えれば良いかを聞いてみた。すると、勉強のやり方については、生薬1つ1つを理解し、更にそれらの組み合わせで効果がどう変化するかを中心に考えてみること、生薬学、漢方学の考え方については生体防御機構に1度落とし込んで考えてみるなどを教えて貰えた。これを活かして1年生に習った生薬学をもう一度復習してみようと思った。
10,
今回、鈴木先生の講義を受けて、私は、生薬、漢方がこれからの薬剤師に必須な知識になると感じました。これまで私は、漢方はただ何となく苦い薬としか思っておらず、薬剤師国家試験においても出題数が少ないのであまり必要性を感じていませんでしたが、漢方が、簡単に説明すると体から毒を出すことなどを知り、東洋医学と西洋医学の2つの側面から、これからの医療、薬の在り方を考える必要があると感じました。また、これからは、薬によって、病気になりにくいからだをつくる必要があると、最近よく耳にします。漢方はこの、体質をなもとから変えるのにとれても有効だと思うので、私は、今回の授業を通して漢方のこれからの重要性を感じ、しっかり勉強していこうと思いました。
以上120人以上の学生さんからのレポートの一部です。ありがとうございました。