不妊症は漢方薬の得意分野です。
不妊症と漢方薬は非常に相性が良いです。なぜなら、漢方薬は元々、人間のからだの生命力を高めて病気を治す薬ですから、人間の持っている子孫を残そうという生命力(本能)を高めてくれるからです。
特に現代人は、生命力を弱める甘い物(チョコレート・ケーキ・スナック菓子等)や冷たい物(アイスクリーム・ジュース・果物等)を好みますし、かなりの運動不足になっていますので、卵子の質は低下し、精子の元気もなくなっています。現代人にとって”不妊症”は、もう人ごとではありません。
また、排卵誘発剤やホルモン剤は長期で使用すると、反って生命力は弱まりますし、人工授精や体外受精を行うにしても、卵子や精子に根本的な”パワー(生命力)”がないと、良い結果に結びつけません。赤ちゃんをなかなか授からない人は、一度、自分の体質を見直してみてはいかがでしょうか。
不妊症を治す漢方養生
今、日本では、”不妊症”の患者さんがうなぎ上りに増えています。その要因としては、
- 食生活の変化
- 運動不足(肉体労働から頭脳労働に変わったことによる)
- 結婚年齢の高齢化など
いろいろあると思います。
昔は、一家に子供が5~6人いて当たり前だったことを考えますと、すべてとはいきませんが、なるべく昔の生活に近づけることが、”不妊症”を治す最高の養生だと考えます。
例えば、昔は冷蔵庫などありませんから、ジュースやアイスクリーム、ヨーグルトなどの冷たい物はとりませんし、スナック菓子などもありませんでした。また、砂糖は、一部のお金持ちしか食べられず、庶民は、サツマイモや栗、お餅などをデザートにしていました。
しかし、それが反ってからだにとてもよく、庶民はとても健康的で、奇妙な病気はお金持ちのあいだで起こっていたといいます。
それと、昔は自動車がありませんから、どこへ行くのでも自分の足を使って行ったので、昔の人の下半身は頑強でした。漢方では、下半身の力は、生殖能力と考えますので、運動不足の現代人に性欲の低下が起こり、不妊症になるのも無理はありません。
むつごろう漢方の不妊治療について
むつごろう薬局は、不妊症の克服をお手伝いすることに最も力を注いでいます。
それは、当薬局のスタッフ全員が、子宝に恵まれることの喜びを知っているから。そして、不妊症は必ず克服できると信じています。
「赤ちゃんができました。」
私たちは、その一言が聞きたいのです。
ぜひ一度ご相談ください。
【治療方針】
1.丈夫な卵を作る
丈夫な卵を作るには、自然の力しかありません。薬草は最良なもの(主薬の当帰は無農薬自家栽培)を使用します。
2.お血(古い汚い血)を取り除く
子宮内に古い血が滞っていると卵が着床できません。牡丹皮(ボタンピ)、桃仁(トウニン)、大黄(ダイオウ)などの薬草を使い、古い血を洗い流します。
3.お腹(子宮・卵巣など)を温める
鳥が卵をかえすときに温めるのと同じで、人間の身体も冷えていては卵がしっかり育ちません。当帰(トウキ)、呉茱萸(ゴシュユ)、細辛(サイシン)などお腹を温める薬草を使います。
【心がけていただいていること】
1.身体を温めるもの中心の食事
食物には、身体を温めるものと、身体を冷やすものがあります。身体を冷やす食べ物を少なくして、身体を温めるもの中心の食事をしましょう。
2.適度な運動
なわとび・マラソン・ウォーキングなど、特に下半身を中心とした運動を続けましょう。