口唇ヘルペスと漢方薬

38歳の女性。35歳を過ぎたころより、頻繁に口唇ヘルペスを繰り返すようになったといいます。特に疲れたとき、寝不足のとき、生理中に悪化するといいます。体質は、肩こり、不安感、神経質で、首から上に汗をかきやすく、動悸、疲労感もあります。足は冷え、生理前に不安感やうつっぽくなる時があるといいます。

漢方薬の柴胡桂枝乾姜湯(煎じ薬)を調合。1か月後、よく眠れるようになって、疲労感が良いといいます。できていたヘルペスも改善しています。そのまま漢方薬を継続。肩こり、不安感も減り、1年たっても口唇ヘルペスはできていないといいます。

繰り返す口内炎と漢方薬(41歳男性)

41歳の男性。35歳を過ぎたころより頻繁に口内炎ができるようになったといいます。口内炎は、白く潰瘍のようになり、痛みが強く、なかなか治りにくいといいます。

体質は、こってりしたものや肉類を食べると胃がもたれやすく、神経質で疲れやすいといいます。夜も眠れないことがあります。

漢方薬の甘草瀉心湯を調合。飲み始めて1か月後、胃がすっきりとして、朝起きるのが楽だといいます。さらに1ヵ月後、口内炎ができても、以前より悪化しにくくなっているといいます。そのまま漢方薬を服用され、1年がたったころには、口内炎はできなくなりました。