むずむず脚症候群と漢方薬(41歳女性)

41歳の女性。38歳のころより、足のむずむず感が気になり始めたといいます。最近、だんだんひどくなり、イライラしたり、じっとしていられない感じになることもあるといいます。また、眠りも浅く、寝付けないこともあります。体質は、神経質で疲れやすく、ふくらはぎがだるい、胃のあたりがつかえるなどの症状があります。

漢方薬の抑肝散加陳皮半夏(煎じ薬)と芍薬甘草湯(煎じ薬)を調合。飲み始めて1ヶ月後、足のむずむず感が半減し、ふくらはぎのだるさが取れたといいます。さらに1ヶ月後、むずむず感が時々出る程度になり、夜もぐっすり眠れるようになったといいます。その後も漢方薬を継続し、約半年で完治しました。

手の平、足の裏の汗と漢方薬(27歳男性)

27歳の男性。就職してからか、ここ数年、手の平と足の裏に汗をかきやすくなったといいます。

体質は、夏は暑がりですが、冬場は手足がかなり冷たくなるようです。ただ、少し温まるとすぐに手の平足の裏から汗が出てくるといいます。仕事は接客業で、緊張しやすく、肩こりや不安感などもあります。

漢方薬の四逆散料を調合。飲み始めて1ヶ月後、夜よく眠れるようになったといいます。その後、徐々に手足が冷えなくなり、汗も出にくくなってきたといいます。服用し始めて約1年、手の平足の裏に過剰な汗をかかなくなり、漢方薬をやめても、悪くはなっていないといいます。