うつ症状とのどのつまりの漢方薬

69歳の女性。2年前にご主人さんが他界されてから、体調に変化が出始めたと言います。朝すっきり起きられない、夜に何度も目が覚める、顔がむくむ、のどにつまりがある、げっぷが出る、などの症状があります。病院で精神安定剤をもらって飲んだこともあるようですが、かえって調子が悪くなり、薬局にご相談に見えられました。

漢方薬の半夏厚朴湯(煎じ薬)を調合。飲み始めると、1ヵ月後には、のどのつまり、顔のむくみがすっきりととれ、2ヵ月後にはぐっすり眠れるようになりました。その後も漢方薬を1年継続され、すっかりもとの状態に戻られました。

静脈瘤と漢方薬(40歳女性)

40歳の女性。1年前より左ふくらはぎに静脈瘤ができ、痛みとだるさがあるといいます。体質は、やや太り気味で、便秘、肩こり、冷え性があります。子供は3人いて、3人目を出産の後に静脈瘤ができ始めたといいます。

漢方薬の大黄牡丹皮湯を処方。足の冷えも強いので当帰四逆湯も併用してもらいました。1ヵ月後、大便が毎日出るようになり、足が温まってきたと言います。さらに1ヵ月後、痛みとだるさ、違和感がとれてきたと言います。その後も引き続き漢方薬を継続してもらい、1年が経った頃には、静脈瘤は無くなりました。