手の平、足の裏の汗と漢方薬(16歳女性:身長155cm体重49kg)

2~3年前より、手の平の汗が気になりはじめたと言う。普段から、湿っていることが多いが、テスト中などの緊張するときにより悪化する。ひどいと、テスト用紙が濡れて困ることもあると言う。

体質は、手足が冷たくなりやすい。少し温まると、すぐに手の平や足の裏から汗が出るが、寒い日には氷のように冷たくなっているという。肩こりあり。やや緊張しやすい性格で、時々イライラする。大便は2日に1回。

漢方薬の四逆散料を処方。飲み始めて1ヶ月が経った頃より手足は冷えにくくなったが、汗はまだ出るという。さらに3ヶ月飲んでいくと、次第に汗が減り始めた。それから約1年飲んだ頃には、汗はほぼかかなくなり、現在も服用中。

イライラ、不安感、気の沈みと漢方薬(45歳男性:身長174cm体重69kg)

以前より、仕事のストレスのためか、気分のむらが激しい。些細なことでイライラしたり、急に気分が沈んだり、不安感が強い。夜は、眠れることは眠れるが、朝早く目覚めたり、途中で目が覚めることもある。病院の安定剤や睡眠薬を飲みたくないため、漢方薬局に、来局された。

漢方薬の柴胡加竜骨牡蠣湯を処方。飲み始めると、イライラ、不安、気の沈みが改善していき、よく眠れるようになったと喜ばれ、現在も服用中。