四十肩と漢方薬

2年前より肩の痛み(四十肩)に悩まされているといいます。病院でブロック注射を何度かしたようですがなかなか改善されず、漢方のご相談に見えられました。痛みがあるのは右肩で、腕が上がらず、首筋も痛み、腕にしびれを感じる時もあるといいます。体質は、大食漢でお腹が張り、暑がりで、イライラしやすい性格です。 

 漢方薬の大柴胡湯と桂枝加葛根湯を調合。飲み始めて1か月後、肩の痛みが少し和らいできたといいます。さらに1か月後、痛みが半減し、首筋の張りも減り、腕の可動域が広くなっているといいます。そのまま漢方薬を継続し、1年がたったころには痛みは無くなりました。

四十肩と漢方薬

42歳の男性。1年前より肩の痛みが出始め、右肩が上がらなくなったといいます。首のこりもあり、ひどいと首も回すのもつらくなります。体質は、胃腸が弱く、汗っかきで頭や顔によく汗をかきます。漢方薬の桂枝加葛根湯(煎じ薬)を調合。飲み始めて2週間後、首、肩のこりが和らいできたといいます。さらに2週間後、肩が上がるようになってきました。それから約半年間の服用で、肩の痛みは改善されました。