アトピー性皮膚炎と漢方薬(21歳女性:身長164cm体重55kg)

小児アトピーが軽くあったが改善。その後、上京して一人暮らしを始めるようになってから再発。特にひどいのは、顔、首の周り、肘の内側から手にかけて、赤くなり痒みが激しい。来店されたときには、顔と肘の内側から黄色い汁が出ていた。ステロイドは一時使っていたが、副作用があるので漢方で体質改善したいと見えられた。

体質は、顔色は赤く、足は冷える。甘い物はそんなに食べず、ラーメンやスナック菓子などの塩っ辛いものや脂っこいものを良く食べていたという。大便は2日に1回。生理は順調で、生理痛はある。肩こり、頭痛(雨の降る前に悪化)、ニキビあり。

漢方薬の温清飲と桂枝茯苓丸を処方。飲み始めると、一時ひどくなり、汁がたくさん出てきたという。その後も継続。大便も毎日出るようになり、1年がたった頃には、ほぼ改善され、飲み始めて丸2年で根治された。

むくみ、じんましんと漢方薬(33歳男性:身長169cm体重68kg)

1年前より、ジンマシンが出始めた。また、それと同時期より足のむくみが気になるようになったとのこと。病院でもらった抗アレルギー剤を服用するようになって、ジンマシンの出る量は半減したが、完全には治らず、むくみは変わらない。ジンマシンは、特に夕方から夜にかけて多く出る。食べ物はあまり関係がなさそうだという。体質は、汗をかきやすく、水分を多く摂る。晩酌に缶ビールを1~2本飲み、甘い物を好む。

漢方薬の茵蔯五苓散を処方。飲み始めてすぐに小水が多く出て、むくみは軽減。ジンマシンも次第に出なくなり、半年が経った頃には、抗アレルギー剤を止めても、ジンマシンは全く出なくなった。