低血圧症と漢方薬(22歳女性)

22歳の女性。もともと血圧が低く、最高血圧が80mmHgくらいしかないといいます。最近、ひどく疲れやすくなり、食後や排便後に、ひどい倦怠感に襲われるようになったといいます。体質は、身長154cmで体重42kg、胃腸は弱く、冷え性、月経周期は40~50日周期と長く、まれに不正出血があるといいます。また、めまい、立ちくらみ、お腹のチャポチャポなどもあります。

この方には、まず、胃腸の働きを高め、身体に溜まった余分な水をのぞく漢方薬を調合しました。飲み始めると、食欲がでてきて、お小水が良く出るようになったといいます。その後、立ちくらみやめまいが改善し、半年が経った頃には、食後や排便後の倦怠感がなくなってきたとのこと。それから血圧も少しずつ上がっていき、漢方薬を飲み始めて1年後には最高血圧が90mmHgまで上がり、以前ほどの疲れやすさがなくなったといいます。